世界各国のエネルギー割合について
調べてみて、世界では意外と原子力発電を中心としている国も多いことに驚きました。
また国のもつ地形等により、発電供給の種類の違いにも気づきました。
日本で「原子力発電はあぶない!」という言葉を盲目的に信じていましたが(福島の原発のこともあったし、そもそも原子爆弾という核への恐怖があったため)、フランスは原子力発電の割合がとても高いですね。
データから考える、他国と比較する、というのは気づきをもたらしてくれました。
<世界の発電供給量割合>
こちらの図は、国際エネルギー機関(IEA)が公表している最新データベース「Key World Energy Statistics 2017」をもとに、2015年のデータをまとめられたものを引用させていただきました。各国の状況を横並びで比較することができます。
(出所)IEA “Key World Energy Statistics 2017″をもとにニューラル作成、されたものを引用してます。
火力発電は化石燃料を燃やして行います。化石燃料とは、石油、石炭、天然ガスのことです。
混同しがちな火力発電とバイオマス発電の違い
火力発電は、石油・石炭・天然ガス ・廃棄物などの化石燃料の反応熱エネルギーを電力へ変換する発電方法の一つ。(wikipediaより引用)
バイオマス発電は、動植物などから生まれた生物資源を使った発電方法のことです。生物資源を燃やしたり、ガス化することで熱や電気を生み出せるため、再生可能エネルギーの1つとして位置づけられている。(NTTファシリティーズHPより引用)
バイオマス発電も、何らかの方法で蒸気やガスを発生させ、その力でタービンを回し発電するというもので、火力発電と同じ。ただ、一般的な火力発電と大きく異なるのはCO2排出量が実質ゼロ(ニュートラル)である点です。CO2が排出されない、というわけではなく、バイオマス発電でもCO2は発生します。ただ、発生するCO2はもともと地球上に存在したものなので、トータルで量を増やしているわけではない、つまりはCO2削減に少なからず貢献していると言えると考えられています。
再生可能エネルギー
石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことです。その大きな特徴は、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」の3点です。(関西電力HPより引用)水力、地熱、風力、太陽光などのことです。
また、エネルギー自給率、というのも重要な観点になりますね。外国に依存しているのか否か。
<主要国の一次エネルギー自給率比較(2017年)>
(出典)IEA「World Energy Balances 2018」の2017年推計値、日本のみ「総合エネルギー統計」の2017年度確報値。 ※表内の順位は2017年OECD35カ国中の順位です。
参考)
NTTファシリティーズ いま改めて注目される「バイオマス発電」の魅力とはhttps://www.ntt-f.co.jp/column/0105.html
関西電力 再生可能エネルギーについて
https://www.kepco.co.jp/siteinfo/faq/new_energy/9098953_10603.html
【エネルギー】世界各国の発電供給量割合[2017年版](火力・水力・原子力・再生可能エネルギー) 2018/02/14 https://sustainablejapan.jp/2018/02/14/world-electricity-production/14138
Total energy consumption fell by 6 per cent in January to September 2019.12
https://www.stat.fi/til/ehk/2019/03/ehk_2019_03_2019-12-20_tie_001_en.html
データでみる 日本の自然エネルギーの現状~2018年度 電力編~
認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所
【エネルギー】日本の発電力の供給量割合[2018年版](火力・水力・原子力・風力・地熱・太陽光等) 2018/07/19 https://sustainablejapan.jp/2018/07/19/electricity-proportion/13961
ソフトバンク バイオマス発電とは?仕組みや将来性に迫る
https://www.softbank.jp/energy/special/shizen-denki/column/vol-005/
経済産業省・資源エネルギー庁 2019—日本が抱えているエネルギー問題(前編)2019.8
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/energyissue2019.html
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