【訪問】保育園&プレスクール(就学前学校)へ
クラスメイトのKummi family(大学がフィンランド人家族と留学生をマッチングしてくれる仕組み)の紹介で、Martinniemen päiväkoti(保育園)へお邪魔してきました!
ここはまず登園したら集まって、今日の始まりのお話を聞くところ。青いラグのあたりに座って、園のキャラクターであるMartti(人形)が説明する探検話を聞くのだとか。
6:50にくる子が一番早い子。終わりは17:00です。先生たちのシフトは3つに分かれていて、日によって変わります。3歳未満のクラスは4人につき1人の先生、3歳以上は7人に1人の先生がつきます。私たちを案内してくれたTiinaは3歳未満のクラスで、1,2歳の子たちでにぎやかでした。15人を2つのグループに分け、7人で活動するのが基本で、その7人に対して2人の先生、1人のアシスタントの先生がいました。
小さな部屋がとても多い印象で、グループに分かれて活動することが多いとのこと。集団での遊びの時間と自由遊びの時間があります。1日に2回は外にあそびにいき、毎週金曜日はどのクラスも2時間森に入って遊ぶそうです。園庭のすぐ先には森がありました。
コート掛け。カラフルなつなぎ。
お昼ご飯、残してしまった場合も自分で生ごみボックスにいれます(写真:2歳児)。
フィンランド教育といえば、「個人」「自由」の印象の方もいるかもしれませんが、もちろん集団生活でのルールは徹底して、しつけられています。5歳児クラスでも、食べるときは静かに、ということで騒がず静かにみんな食べていました。
もちろんお昼寝タイムもあります。ベッドタイプですね。先生が読み聞かせをすることもあります。とってもドリーミングな場所でした。
オウルのいくつかの保育園がそうであるように、この保育園もプレスクールと一体になっていて、園舎の一部が、6歳児向けの小学校に入る前の学年および隣にある小学校の低学年クラスとなっていました。近年のパイロット的な取り組みだそうですが、1年生になっても、読むことが苦手な子は、プレスクールの子と一緒に行ったり、個人のレベルにあわせてクラスを上げ下げするのだそうです。(この取り組みには先生の意見賛否両論あるとのこと)
プレスクールでは、保育園よりもっともっと外での活動が多く、森で遊ぶだけではなく、近くの川までみんなで歩いていったりするそうです。
フィンランドの保育園は主に公立ですが、私立もあります。そして、幼稚園と保育園というくくりはなく、親が働いていてもいなくても保育園に入ることが出来ます。そのため、利用時間や頻度は子どもによって異なります。12時には何人か帰りました。逆に午後からくる子もいました。フィンランドの教育が無償なのは、小学校からになります。保育園の利用料は家庭の収入で決まるため、こちらも家庭によります。夏休み期間中、多くの園は閉まりますが、地域のいくつかの保育園だけあけて、利用が必要な子どもはその期間、開いてる保育園に通います。
毎月の活動や予定のおたよりはメールで保護者に送り、何か気になることがあれば直接先生がお迎えの時に保護者に話します。お迎えに来ている人がお父さんばかりだったのは印象的でした。
是非、幼児のこと、保育のこと気になる方はお声がけください!一緒に訪問しましょう。
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