フィンランドの小学生の放課後
nuorisaloというのは、ユースセンターです。その中に、evening clubといって小学校1,2年生が対象の学童保育のようなものもあります。スタッフがいて、見守りをします。基本的に自由遊びをして過ごします。スタッフは役割分担はありますが、責任者という役職は存在しません。エリアマネージャーがいて、いくつかのユースセンターの担当として運営をサポートしています。利用料は毎月1万円ほど、おやつなどを含むお預かり料がかかります。フィンランドでは共働き家庭がほとんどですが、近所に住む親戚が面倒を見てくれたり、家にいたり、友達と遊んだりと、日本の都心部にあるような「放課後の居場所」問題があまりないように感じます。学校が12時に終わって、親の仕事が終わるのは15時か16時くらいで、一人になる時間はあるのですけどね。なので心配なおうちは、このeveing clubを利用しています。公立の施設、仕組みです。ちなみに夏休みは、2か月間預かりをやっていません。キャンプなどの企画はありますが、夏休みは親もホリデーをとって一緒に過ごします。
ここは、日本でいう児童館のような形に近いですね。小学生は11-16時半まで、16時半以降は中高生の時間になります。児童館の中にある学童保育、という形は日本にもよくあるので、その形に限りなく近いという印象です。ヨーロッパは、2年前に行ったオーストリアもそうでしたが、時間帯で使用する対象年齢が変わる施設、が結構普通なのかもしれません。小学生の放課後の居場所としては、このevening club以外にも学校に併設されている、イーペイというのもあるようなのでまた調べてお伝えしますね!←この地域はここがイーペイ、でした(2020, 2/6追記)。
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