フィンランドの小学校での英語教育

現在、フィンランドでは小学校3年生から必修科目として英語を学び、6年生から第二母国語としてスウェーデン語を学びます。ちなみにスウェーデン語を話すフィンランド人は、3年生でフィンランド語、6年生で英語を学んでいます。また選択制ですが、3-6年生、7-9年生(中1-3)のタイミングで、第二母国語と外国語として選んだ言語以外のフランス語、ドイツ語、ロシア語を選んで学ぶことができます。私のクラスメイトもドイツ語を学んだと言っていました。そのため、最低でも母国語、第二母国語、外国語(主に英語)は全員が学びます。

英語学習は2020年春より、1年生からの必修に変わります。先駆けて、すでに1年生から英語のイントロダクションを始めている学校もあります。

6年生に日本の文化を英語でプレゼンしたのですが、みんな真剣に聞き取ろうとしていました。英語で質問したり、問いかけに答えていました。一緒に給食を食べたときも英語で一生懸命話してくれました。個人差はもちろんありますが、6年生で学校の案内や生活のことなどの基本会話が出来る印象です。日本ではどうなるでしょう。使える英語にしたいですね。

参考:(Aleksi Teivainen, 2018, Helsinki Times)
https://www.helsinkitimes.fi/finland/finland-news/domestic/15462-finland-s-first-graders-to-start-learning-foreign-language-in-spring-2020.html

たなか家 教育研究所 in Finland

フィンランドの大学院で教育を学ぶ妻と、情報配信・ツアー企画などをする夫のふたりで手掛ける教育研究所。様々な形で現地情報を交えての交流・調査など行います。

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