【Tour/3月開催】【1st Entrepreneur camp】世界No1教育大国フィンランドで起業家マインドを発展させる7日間

フィンランド流のアントレプレナーシップの体感理解を目指すためのプログラムです。目玉は何といっても、「Polar Bear Pitch」!凍り付いた厳寒の海からビジネスピッチイベントは、世界中のメディアの注目を集めています。プレゼンタイムへの参加だけでなく、起業家に向けたワークショップは必見です。


小国フィンランドが、起業大国?

人口550万人。兵庫県の人口と同程度。ムーミン、マリメッコ、アラビアなどのキャラクターやデザイナーブランド。一人当たりのサウナ数世界一、1年のうちおよそ200日はオーロラが見え、世界一綺麗なオーロラを見ることができ、約18万もの湖があり、森も多く、世界一の豊かな自然と綺麗な水があり、世界で唯一のサンタクロースがいます。

豊かな自然と文化に囲まれた、フィンランド。そんなフィンランドが、2010年前後を界に、「起業大国」へと生まれ変わりつつある。シリコンバレーの著名な投資家、クリス・サッカは、「フィンランドに生まれたら、自動的にグローバルになれる。そこが君たちの強みだ。実際、成功するスタートアップも出てきて、いいエコシステム(生態系)ができつつある。」と述べている。

今回お届けするのは、北欧の起業大国フィンランドでのアントレプレナーツアー。
如何にして、フィンランドは起業大国への道を辿ったのだろうか。その起業家精神の秘訣と、ビジョンの描き方を探り、日本に戻ってからも起業に大切なマインドセットをアウトプットする7日間です。


学生運動を起点にヨーロッパ有数の
スタートアップ大国へ。

実は、起業大国の階段を駆け上るフィンランドは2008年前後まで「起業」や「スタートアップ」に対する雰囲気が、今ほど肯定的ではありませんでした。優秀な学生はノキアやコンサル、金融などに就職を目指していました。起業はクールだと思われていなかったし、そもそもキャリアの選択肢になかった。

そんな中、学生たちがアメリカへスタディツアーに行って、スタートアップのエコシステム(生態系)を目の当たりにしたんです。ちょうどその頃、ノキアの経営が傾き、Rovioなどのゲームアプリを提供するスタートアップがメディアで注目され始めていました。

起業に興味のある学生や若者たちを対象に、ハッカソンやブートキャンプなどいろんなイベントを開きました。そのイベントの一つとして、10年に始まったアクセラレーター・プログラムが「スタートアップ・サウナ」、そして今や世界最大規模17000人が参加するのピッチイベントとなった「Slush」、Slushのサイドプロジェクトとして生まれた欧州最大規模のハッカソンイベント「Junction」。

この一大ムーブメントの牽引者は紛れもなく、学生だったのです。


「お金儲けのためにやらない」
非シリコンバレー的起業家エコシステムを形成

実は、世界最大のスタートアップイベントの「Slush」は、NPOで利益を生み出さない。

起業家も、ボランティアの学生スタッフも同じ志を抱き、フィンランドからムーブメントを起こそうと起業家を国全体でサポートしています。

若手が情熱を持って、ピッチをする姿を近くで見ることができることは、間違いなく起業のきっかけになる。

また、「Slush」には小学生の姿もあるという。

その背景には、小学生のための起業プログラムは、国内200の小学校でカリキュラムの一環として導入され、すでに7000人の児童が参加したそうだ。

また、「Tekes」という、企業の研究開発・イノベーションに特化した政府系ファンドがエコシステムの存続に大きく寄与している。2015年に国内のスタートアップ700社に融資や助成金の形で総額1億4,000万ユーロを拠出している。「Tekes」の特徴は株主にはならないということ。出資ではなく、あくまで銀行のように資金を貸し出したりするだけなのである。こうした政府系のファンドの存在が起業を力強く後押ししている。

その結果、10年前、優秀な学生たちはノキアに就職したがったが、今は起業家を目指すようになった。「Slush」など学生が生み出した活動が人々の意識を変え、スタートアップをリスペクトするようになった。国家自体がまるでスタートアップのように迅速に意思決定し、ときにピボット(方向転換)しつつ、機動的に動いている。

そんなコミュニティやつながりを大切にする起業家エコシステムがフィンランドにはある。


『面白そうだからとりあえずやっちゃう。』文化

フィンランドでもっとも感じることができるのは、起業数でも起業した事業の内容でもなく、起業の背景にある姿勢や考え方だ。

現地に住む、元リクルートの田中さんが起業家に何人かあってきた中で感じたことをこのように話す。

「彼らと接していて思うのは、自分たちの仕事を本当に楽しんでいるということ。仕事に大きな大義を掲げているわけでもなければ、周りからどう評価されようが、あまり気にしていない。面白そうだからとりあえずやっちゃう。純粋に自分のための起業であることが伝わってくる(だからこそ、ポーラーベア―ピッチや、エアーギター選手権などの発想が飛び出てくるのではないだろうか)。

私自身も、日本で起業した経験があるが、事業を継続するうえで何度もしんどい場面に出くわした。乗り越えられた場面もあれば、乗り越えられなかった場面もある。そして、その違いは、その事業が本当に好きかどうか。他人のためや、社会の大義のため、では続けられなかった。その点、フィンランド人は、人からの評価は関係ない。起業の規模だって関係ない。自分が好きだからやる!楽しいからやる!」

この視点を学ぶことは、起業を志すもの、また起業しているものにとって大きな意味があるのではないかと考えた。


起業とは何か、働くとは何か。ビジョンメイキングを通じて自身を見つめ直す7日間。

今回の旅では、そんなフィンランド人の起業家マインドが凝縮されたイベント「Polar Bear Pitch」に参加し、大量の起業家(卵)たちとディープに会話を繰り広げる。また、自分の好きなことを切り口に起業し、等身大の事業を営む起業家を訪ね、彼らの企業哲学に触れ、起業とは何か。働くとは何かに迫っていく。



身に付く力・得られる経験

・働くことのリフレーミング

・起業することのリフレーミング

・デザインシンキング的思考法

・多くの起業家マインドを持った人との出会いやつながり


こんな人を求めています

・将来的に起業を考えている方

・自分らしい働き方を実現したいと考えている方

・既に起業もしくは就労中で、働くことを違った角度からみてみたい方


研修期間

【開催日時】

2020年3月10日着~2020年3月17日発(フィンランドOULU市滞在

【プログラム概要】

(現在調整中のため、参考としてご覧ください)

3月10日(火):歓迎パーティー

3月11日(水)~3月13日(金):Oulu/Finlandにおける起業状況を知る、Polar Bear Pitchにフル参加、Polar Bear Pitch参加企業訪問、学校訪問などを予定

3月14日(土):Oulu市内観光

※起業家マインドを感じる日常風景を見つける

3月15日(日):フィンランドならではの自然に包まれる

森の中へハイキング

BBQに参加

3月16日(月):ワークショップを通じてinputをoutputへ

3月17日(火):日本に向けて出発

※希望者はオーロラツアーに参加することも可能です。(別途費用必要)


研修日数、時間

2020年3月10日~2020年3月17日(7泊8日)

プログラム費用:165000円(税込)

航空券:約130000円

宿泊料:約40000円

食費:約20000円

polar bear pitching参加料:約20000円

交通費:約10000円

総額:約40万円程度の見込みです。


共同開催

株式会社タイガーモブ

たなか家 教育研究所 in Finland

フィンランドの大学院で教育を学ぶ妻と、情報配信・ツアー企画などをする夫のふたりで手掛ける教育研究所。様々な形で現地情報を交えての交流・調査など行います。

0コメント

  • 1000 / 1000